2023年3月28日 公正証書遺言の保管はどうする 公正証書遺言は、原本・正本・謄本の3部が作成されます。原本は公証役場で保管され、正本と謄本は遺言者本人に手渡されます。謄本は遺言者が保管し、正本は遺言執行者に預けておくのが、一般的です。遺言者の生存中[続きを読む]
2023年3月27日 3つの遺言書の比較 秘密証書遺言は、公証役場での保管はできません。また、方式不備で無効になる恐れのあることも、自筆証書遺言と同様です。そのため、特に秘密証書遺言で作成するメリットはあまりないので、この方式での遺言書作成は[続きを読む]
2023年3月26日 半血兄弟姉妹の相続分 半血兄弟姉妹とは、父母の一方のみを同じくする、いわゆる異父(異母)兄弟姉妹のことです。兄弟姉妹(第三順位相続人)が相続人になる場合の相続に影響を及ぼします。半血兄弟姉妹の相続分は、父母の双方を同じくす[続きを読む]
2023年3月25日 嫡出子と非嫡出子 嫡出子とは、「婚姻中の夫婦の間に生まれた子供」を指します。これに対して、婚姻中でない男女の間に生まれた子供を「嫡出でない子」あるいは「非嫡出子」といいます。 被相続人に隠し子がいた場合、その子が認知を[続きを読む]
2023年3月24日 相続放棄と遺留分放棄 被相続人の生前に相続人が相続放棄の意思を示す場合がありますが、被相続人の生前に相続放棄はできません。従って、相続を放棄する旨を書面で約束しても、相続放棄として効力が生じることはありません。 例えば、4[続きを読む]
2023年3月23日 単純承認と限定承認 被相続人に借金がある場合、相続人は財産をどのように相続するか決めることができます。民法ではこのように決められています。 民法915条1項 相続人は、自己のために相続の開始があったことを知った時から三箇[続きを読む]
2023年3月22日 未成年者が相続する場合 被相続人(父)が亡くなり、未成年の子が相続人となるケースでは、配偶者である母と一緒に相続する可能性が高いです。本来未成年の子の法定代理人は親権者である母ですが、この場合は子と利益が対立してしまう利益相[続きを読む]
2023年3月21日 認知症の人がいる場合 相続人に認知症の人が含まれる場合 遺産分割協議では相続人全員の合意が必要となりますが、判断能力がない相続人が含まれる場合、その合意は無効となります。その場合は、代理人として後見人の制度を利用することに[続きを読む]
2023年3月20日 兄弟姉妹の遺留分 亡くなった人の兄弟姉妹には、遺留分がありません。以前も投稿しましたが、遺留分というのは、相続人に認められている最低限の相続財産を取得する権利で、遺留分は遺言によっても侵害はできません。 この遺留分が、[続きを読む]
2023年3月19日 財産を相続する人がいない 財産を相続する人がいない状態のことを、相続人不存在といいます。具体的には下記の誰もいない状態です。 〇配偶者 〇子(が亡くなっている場合には孫) 〇親(が亡くなっている場合には祖父母) 〇兄弟(が亡く[続きを読む]
2023年3月18日 出生から死亡までの戸籍を取る 相続などの手続きで、亡くなった方(被相続人)の出生から死亡までの全ての戸籍が必要になることがあります。これは相続人となる親族の有無を確認するためです。亡くなった時点の戸籍だけでは相続人全てを確認できな[続きを読む]
2023年3月17日 自筆証書遺言 自筆証書遺言の要件は、民法968条で定められています。 1.遺言者本人が自筆で全文を書く 2.作成した日付を自筆で書く 5月吉日など日時の特定できないものはNG 3.氏名を自筆で書く 4[続きを読む]
2023年3月16日 夫に遺言を残してもらうには。 遺言書を作ろうとしない親や配偶者に作ってもらうには、どうしたらいいのでしょう。先ずは考えを少しづつ変えていってもらいましょう。最近、遺言書セミナーは、全国各地でやっています。もう少し軽い終活セミナーで[続きを読む]
2023年3月15日 父が残したと言った遺言書の探し方 遺言書の調査方法は、公正証書遺言と自筆証書遺言の場合で異なります。 ①公正証書遺言…公証役場で遺言検索システム ②自筆証書遺言…自宅等で遺品の中から探索 ③自筆証書遺言(法務局保管)…法務局で遺言書情[続きを読む]
2023年3月13日 相続させたくない子がいる場合 相続人である子が、被相続人である親に対して虐待をしたり重大な侮辱を与えた場合は、その子を相続人から廃除をすることができます。推定相続人の廃除には家庭裁判所への申し立てをし、認められる必要があります。生[続きを読む]
2023年3月12日 代襲相続 代襲相続とは、被相続人が亡くなった時に、本来の相続人がすでに亡くなっている場合、その相続人の代わりに、相続財産を承継することを言います。例えば、私の姉が亡くなった場合に姉の子2人が姉に代わり代襲相続人[続きを読む]
2023年3月11日 配偶者短期居住権 配偶者短期居住権とは,残された配偶者が,亡くなった人の所有する建物に居住していた場合,遺産 分割協議がまとまるまでか,協議が早くまとまった場合でも被相続人が亡くなってから6か月間は無償 で建物に住み続[続きを読む]
2023年3月10日 配偶者居住権 配偶者居住権とは,夫婦の一方が亡くなった場合に,残された配偶者が,亡くなった人が所有していた建物に,亡くなるまで又は一定の期間,無償で居住することができる権利です。 配偶者居住権 の成立要件は,以下1[続きを読む]
2023年3月9日 子がいない夫婦の相続 夫婦に子供がいなくて夫が亡くなった場合、必ずしも妻が財産の全てを相続できるとは限りません。夫に父母がいればその父母は財産の3分の1の相続人になります。夫に兄弟姉妹がいれば兄弟姉妹は4分の1の相続人にな[続きを読む]
2023年3月8日 相続財産調査 遺産分割協議で分割対象になるのは、被相続人が残した相続財産です。ただ死亡した時点ですべての相続財産が明らかになっているケースは稀です。私も3年前に母を亡くした時は、どこに通帳があるのかどこの銀行に預金[続きを読む]
2023年3月7日 相続人調査 法定相続人を全員明らかにし、確定させることを「相続人調査」と言います。基本的には被相続人の出生から死亡までの全部の戸籍を取り寄せて、そこから法定相続人を調べます。被相続人に離婚歴があって、前妻や前夫と[続きを読む]
2023年3月6日 遺留分とは 遺留分(いりゅうぶん)とは、一定の相続人に対して、遺言によっても奪うことのできない遺産の一定割合のことをいいます。例えば、父親が「愛人に財産の全てを遺贈する」という遺言を残した場合でも、妻は4分の1の[続きを読む]
2023年3月5日 銀行のお金はどうなるの? 口座が凍結されると、銀行口座が完全に使えなくなります。遺族であってもお金を下ろせなくなり、また金公共料金の引き落としもできなくなります。凍結されるのは、金融機関が名義人の死亡を知った後です。口座が凍結[続きを読む]
2023年3月4日 遺産分割協議書 「遺産分割協議書」とは読んで字のごとく、法定相続人全員で遺産分割について話し合った結果を、書面にまとめたものです。通常のご家庭だと、被相続人は遺言を残さず亡くなられることがほとんどだと思います。仮に相[続きを読む]
2023年3月3日 法定相続分 先ず、被相続人の配偶者は、常に相続人になります。 次に、被相続人の子は、第一順位の相続人です。例えば一般的な家庭ですと、父母、子供が2人で、仮にお父さんが亡くなれば、お母さんが財産の2分の1を相続し、[続きを読む]
2023年3月2日 ペットの世話を依頼する遺言書 貴方の死後、ペットのことが心配であれば、世話を引き受けてくれる人の同意を得て、遺言書を作成しておきましょう。「ペットと預金300万円を、〇〇に遺贈する。」という遺言になります。私も犬を2匹飼っています[続きを読む]
2023年3月1日 遺言書は必要か? 遺産相続では、法定相続よりも遺言による相続が優先されます(遺言優先の原則)。「遺言書さえあれば」大切な家族間で発生する相続のトラブルを防ぐことができる様になります。一般的には子供がいない夫婦や、再婚を[続きを読む]