2023年7月5日 投稿者: はや

令和5年版「高齢社会白書」

高齢社会白書とは、高齢社会対策基本法に基づき、政府が国会に提出している年次報告書で、高齢化の状況や政府が講じた高齢社会対策の実施の状況、また、高齢化の状況を考慮して講じようとする施策について明らかにしているものです。

○高齢化率は29.0%

日本の総人口は1億2495万人。
・65歳以上人口は3624万人なので、総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は29.0%。
・65~74歳人口は 1,687万人、75歳以上人口は 1,936万人。75歳以上人口のほうが多い。

あとは高齢者についての抜粋ですが、
・65歳以上の者のいる世帯は全世帯の約半数
・65歳以上の一人暮らしの者が増加傾向
・経済的な暮らし向きについて心配がない65歳以上の者は68.5%
・高齢者世帯の所得はその他の世帯平均と比べて低い
・世帯主が65歳以上の世帯の貯蓄現在高の中央値は全世帯の1.4倍
・65歳以上の生活保護受給者の人数(被保護人員)はほぼ横ばい
・労働力人口に占める65歳以上の者の比率は上昇

その中で、
・世帯主が65歳以上の世帯の貯蓄現在高の中央値は全世帯の1.4倍とは?
世帯主の年齢階級が高くなるにつれて、1世帯当たりの純貯蓄はおおむね増加し、世帯主が60~69歳及び70歳以上の世帯では他の年齢階級に比べて大きな純貯蓄を有していることを裏付ける数値です。貯蓄の目的は病気や介護への備えということです。

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